ccTLD世界紀行 第7回 ga.(ガボン)

ccTLD世界紀行、今回のccTLDは「.ga」です。レディ・ガガなどを思い出してしまいますが、もちろん、なんの関係もありません(笑)。

みなさん、どこだかわかりますか?? アフリカ大陸の西の端...やや窪んだ下腹にある小国、ガボンです。ガボン...そんな国あったっけ?というのが一般的な感想ではないでしょうか?現在、アフリカ大陸には約50くらいの国があり、そのまぎれもない一国です。人口は160万名ほど。小国ですが、一人当たりGDPはアフリカ諸国の中でも五本の指に入るほど豊かな国で、首都のリーブルヴィルは、写真のように瀟洒な建物が並ぶ海辺の都市です。

しかし、いまひとつなじみがない理由...この国が位置するのが、アフリカ大陸の大西洋岸であり、わたしたち日本とはまさしく地球の真反対。交易路や海運ルートからしても直接の行き来は少なく、過去の歴史において接することがほぼありませんでした。

さらに、この国が旧フランス植民地であったことも大きいでしょう。 昔、偉人伝などでよく名前を目にしたシュバイツァー博士が治療に当たったのが、ちょうどこのガボンになるのですが、当時はまだフランスの植民地だった頃であり、一般的に結びつけて考えられてはいません。ただ...近年、サッカーファンだけは、この国の名がテレビなどで呼号されるのを耳にする機会が増えています。理由は、ドイツ・ブンデスリーガの強豪、ボルシア・ドルトムントに所属するエース・ストライカー、ピエール=エメリック・オバメヤンの存在です。

ドルトムントは、いうまでもなく、わが国を代表する香川真司選手も所属している、おそらくはバイエルン・ミュンヘンに次ぐ同リーグ強豪中の強豪。オバメヤン選手は、香川選手やその他の世界的名手たちと組んで、華麗なゴールを次々と上げ、同リーグでも例年、得点王争いに名を連ねるほどのスターとなっています。

オバメヤン、という苗字は、どこか日本人も親しみを感じるような、独特の音感を持つ良い名前ですよね。ガボン、という国名から受ける印象とずいぶん違うのですが、ガボンは、もともとポルトガルの水夫たちが、海の上からガボンの丘を見たときの印象がオーバーコートに似ていた(?)ことから、その意味のポルトガル語が国名になったのだそうです。

知られざる国、ガボン。ccTLDを通じてすこしでも馴染むことができたら幸いです。

Photo credit:carlosoliveirareisviaVisual Hunt/CC BY-NC-SA